太陽光発電はクリーンなエネルギーとして注目されています。しかし、初期導入費の高さや太陽の出ていない夜間や雨の日はどうなるのかなど疑問点もありますよね。
太陽光発電は、地球温暖化が叫ばれている昨今、地球に優しい発電として注目が集まっている発電システムです。しかし、導入費用が高いのではないか、設置が難しいのではないか、維持管理が難しいのではないか、などの心配を持っている方もいるようです。地球に優しくても、お財布に厳しくては、我が家の屋根につけてみようとは思えませんよね。その太陽光発電とはどのようなものかみてみましょう。
太陽光発電とはソーラー発電とも呼ばれる太陽の光エネルギーを電力に変換する新しい発電システムです。太陽電池という電力機器を使って太陽の光を電気に変換します。最もポピュラーに使われているのはシリコン太陽電池ですが、このほかにもいろいろな化合物半導体を素材にした太陽電池が実用化されようとしています。太陽から届いたエネルギーは再生可能なエネルギーなのです。石油などの化石燃料と違い資源を取りつくしてしまうこともなく、将来的に枯渇することもありません。電力需要がピークに達する昼間に電力を作り出せること、温暖化ガスの排出量を減らせるなど温暖化抑制の効果が期待されています。
しかし、太陽光発電システムは、導入費用が高額であるというデメリットを抱えています。「高い」というイメージを多くの人が持っていることは確かですが、最近の研究や開発により性能の向上が行われ、設置や維持が簡単になっているなど、将来的には期待される産業でもあります。愛知県で行われた「愛・地球博」の長久手会場では太陽光発電の施設が紹介され注目されました。地球に優しい電力としてこれからの普及・開発に期待したいと思います。
地球に優しい電力として注目を集めている太陽光発電は、愛・地球博でも紹介されました。しかし、今なぜ、太陽光発電なのでしょうか。どのような特徴があるのか見てみましょう。
第3回気候変動枠組条約締約国会議(通称、地球温暖化防止会議)で採択された京都議定書では、日本は2010年までに二酸化炭素の排出量を1990年より6パーセントの削減をすることを約束しています。しかし、現在の日本では、エネルギー消費量が年々増え続けている状況です。この状況を打開すべく、消費エネルギーの削減と、エネルギー資源そのものを見なしを行おうとしているのです。エネルギー資源の見直しの一つが太陽光発電です。太陽光発電では地球温暖化の要因の一つとも言われている二酸化炭素を排出しません。理想的なクリーンエネルギーです。
天然資源のほとんど採れない日本では石油をはじめとするエネルギーを天然資源に頼ることは、近い将来枯渇することが懸念されているだけに問題です。エネルギー資源可採年数は、石油が43年、天然ガスが62年、ウランが64年、石炭は最も長く212年といわれています。太陽の光は無限であり枯渇することがありません。
太陽光発電には導入時の費用の課題や、エネルギー効率の問題などまだまだ問題が残されていますが、クリーンなエネルギーである太陽光発電を導入することは地球温暖化にとっても有意義なことなのです。
太陽光発電は、太陽の光をエネルギーに変換して電気を作ります。では、雨の日や曇りの日では電気はできないのだろうかと思われませんか。
住宅の屋根に取り付ける太陽光発電は、生活に必要な電気を作り出します。しかし、太陽光発電を取り付けた家庭では電機を自給自足しているわけではないのです。電力会社が配電する商用電力と連結し、太陽がカンカンと照りつける日には余った電気を電力会社に売ります。一方、曇りの日や雨の日には、今までと同じように電力会社から電気を買って使うのです。太陽光発電では、安定した電力を確保しながら、余った電力は買い、不足した電力は売るのです。
太陽光発電ではこのようなシステムになっているために、朝や夕方、曇りの日など、太陽光の弱いときには電力会社より供給される電力で補い、雨天や夜間など太陽光発電が全く行われないときには電力会社の電力を使います。停電の時には、太陽の光がある場合には通常の電気系統とは別に直接電気機器を動かす「自立運転機能」と呼ばれるシステムがあるので太陽光発電を取り付けていれば停電しません。ただし、停電したときには自動的に商業電力系統への接続が遮断されるので、手動で自立運転に切り替える必要があります。